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ロシア、サンクトぺテルブルグで演劇の演出を学んでいます。ロシアの演劇学校の授業内容。さらに、ロシアを中心としたヨーロッパ演劇の現状についてお伝えします。
大晦日に考える、「一貫した心理身体行動」と「ポドテクスト」の違い
皆様、
今年も大晦日ですね。
去年は今頃、ペテルブルグでパーティーのために料理をしていました。
しかし今年は料理は母に任せ、相変わらずスタニスラフスキーの「俳優の仕事」第2部を読んでいたら、読み終えました。
第2部を読んでいて、疑問に感じたこと、「一貫した心理身体行動」と「ポドテクスト」の違いです。

例えばチェーホフの『かもめ』で言えば、1幕の舞台を準備するトレープレフにニーナが会いに行く場。
ニーナは表面的行動としては恋人のトレープレフの舞台で主役を務めるために彼の舞台にいきます。
しかしニーナの心理身体的行動は観客の大作家トリゴーリンに会いたいというものです。
大作家に見初められれば、女優になる道が開かれる可能性があるからです。

ここでのニーナのポドテクスト(英語ではサブテクスト)は心理身体的行動と同じものかどうかという問題になやんでいます。
だれかロシア演劇の専門家がこの問題について答えてくれないかな・・・。

こうして2012年もある意味生産的、でかつ空虚に去って行くのでした。
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