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ロシア、サンクトぺテルブルグで演劇の演出を学んでいます。ロシアの演劇学校の授業内容。さらに、ロシアを中心としたヨーロッパ演劇の現状についてお伝えします。
今年も年の瀬である。
皆様、こんにちは今年も年の瀬が迫ってきました。
私の課題は、たとえば年賀状を書く。大掃除、服と本の整理、稽古場の予約、スタニスラフスキーの本を読む、上演台本を読む。
とこんなに多くありますが、何一つ終わっていません。
1月中には何とかなると考えています。

2012年、多くの人のお世話になりました。私を今年、ご支援して頂いた皆様に感謝もうしあげます。

さて、今日は2本映画を見た。ワイダ『菖蒲』とアイヴォリー『最終目的地』台本や演出の基本は2本とも巨匠によるだけに押さえられていた。しかし自分が観客として巻き込まれるほど完成度は高くなかった。

けれども映画を映画館でみるのと家で一人で見るのとは大きな違いがある。映画館では他者とみることによって、他の人と鑑賞体験を共有しながらみているからだ。他の観客と同じ時間を物語の中で過ごすことは演劇を見ることと同じである。DVDの普及で映画や演劇をビデオで一人で見る機会が増えたが、それは劇場で他者と時間を共有する豊かさと比べると寂しい経験と思う。
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コメント
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お疲れ様です
私は難しいことはわからないのですが、この日記の最期の件はとても共感します。TVで観る演劇や映画より劇場や映画館で観るもののほうが好きです。
来年もよろしくお願いします。
2012/12/28(金) 23:12:52 | URL | 石田 #mQQEfdr. [ 編集 ]
ビデオで演劇や映画を見るのと劇場で見るのとでは、他の観客がいるかいないかという大きな違いがあることを主張したかったのです。
家でビデオを見て演劇を見たことにしている人にはビデオを捨て町に出ようと言いたい。
2012/12/28(金) 23:23:23 | URL | 菊永拓郎 #- [ 編集 ]
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2013/08/06(火) 15:34:38 | | # [ 編集 ]
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