これが3度目だが、再び福岡市拠点文化施設基本構想(案)についての意見を述べる。今回も概要版を基に意見を言っていく。
運営組織3ページ目について、事業部門の責任者として芸術監督を置くべきだという意見はすでに述べた。今回の意見では芸術監督の人材について述べる。芸術監督は新国立劇場芸術監督と同等の芸術的実績、経験、国際演劇・舞踊・オペラ制作経験が求められる。なぜなら、無数に舞台芸術専用文化施設がある東京の新国立劇場芸術監督は劇場の芸術的水準の維持だけに集中できる傾向があるが、150万都市に一つだけの福岡市拠点文化施設の芸術監督は新国立劇場よりの重圧のかかる責任ある仕事といえるからだ。また、演劇、舞踊、オペラの各部門に新国立劇場と同じように芸術監督を設置することが望ましい。また演劇、舞踏、オペラの3部門を調整する役割として、ドイツの地方公共劇場のようなIntendantを置くべきである。Intendantを置かなければ、これら3部門のバランスが取れない。もちろんIntendantは芸術監督以上の芸術的実績、経験、国際演劇・舞踊・オペラ制作経験が求められる。Intendantは適切な人材であれば、海外から招待するのも良い考えである。
また芸術監督の権限の中で最も重要なものを上げる。たとえば演劇部門の芸術監督は5人程度の契約演出家を選定できることとする。また芸術監督や契約演出家の演劇的思想や考えを演技芸術として舞台で体現できる俳優のアンサンブルを40人程度持てる必要がある。これらの契約演出家・俳優の契約期間も1期3年とし3回更新の9年契約を最長とすべきである。
また演劇部門でいえば、芸術監督・演出家、俳優のアンサンブル、舞台スタッフはこの拠点文化施設のレパートリーを生み出す優れたメカニズムを確実にかつなるべく早く作らなければならない。たとえば拠点文化施設の先進地である欧州でその劇場のレパートリーを持っていない劇場は拠点文化施設として認められていないからである。毎年20程度演劇作品を上演できなければならない。その上演された作品の多くが10年単位で再演される質の高いものでなければならない。さらにそのなから優れた作品が50年単位で上演されるドイツ・ロシア型のレパートリー・システムを将来目指すべきである。ここで確立される演劇作品のレパートリーが福岡市とそれをとりまく地域のアイデンティティとなっていかなくてはならない。ロシアのレパートリーシステムの重要な確立者・俳優教育者として世界の演劇史で最も有名なスタニスラフスキーは新劇場は10年程度でレパートリー・システムを確立しなければならないと言っていたと思う。
欧州の拠点文化施設の例をまた再度上げておく。
ドイツ:
1)シュツットガルト州立劇場(オペラ、演劇、バレエの3部門)3部門全てで世界水準の評価を確立し、Intendantを置いている。ちなみにオペラ部門の芸術監督はJossi Wieler(ヨッシ・ヴィーラー)氏である。ヴィーラー氏はベルリン演劇会議というドイツ語圏の演劇フェスティバルで最高のものに演劇演出作品が何度も招待されており、オペラ演出家、としてもドイツ語圏最高の評価を得ている人材である。さらに彼は日本(シアターX、東京)で鶴屋南北作『四谷怪談』を演出し、ベルリン演劇会議のヨーロッパ部門に招待されるという快挙を成し遂げている。まず、シュツットガルトでヴィーラー氏に意見を聞くのも良い方法である。
http://www.oper-stuttgart.de/
2)ハンブルグ・バレエ団http://www.hamburgballett.de/
重要なことなので再度申し上げる。この意見が着信したかどうか着信確認の返信をしてください。よろしくお願いします。
運営組織3ページ目について、事業部門の責任者として芸術監督を置くべきだという意見はすでに述べた。今回の意見では芸術監督の人材について述べる。芸術監督は新国立劇場芸術監督と同等の芸術的実績、経験、国際演劇・舞踊・オペラ制作経験が求められる。なぜなら、無数に舞台芸術専用文化施設がある東京の新国立劇場芸術監督は劇場の芸術的水準の維持だけに集中できる傾向があるが、150万都市に一つだけの福岡市拠点文化施設の芸術監督は新国立劇場よりの重圧のかかる責任ある仕事といえるからだ。また、演劇、舞踊、オペラの各部門に新国立劇場と同じように芸術監督を設置することが望ましい。また演劇、舞踏、オペラの3部門を調整する役割として、ドイツの地方公共劇場のようなIntendantを置くべきである。Intendantを置かなければ、これら3部門のバランスが取れない。もちろんIntendantは芸術監督以上の芸術的実績、経験、国際演劇・舞踊・オペラ制作経験が求められる。Intendantは適切な人材であれば、海外から招待するのも良い考えである。
また芸術監督の権限の中で最も重要なものを上げる。たとえば演劇部門の芸術監督は5人程度の契約演出家を選定できることとする。また芸術監督や契約演出家の演劇的思想や考えを演技芸術として舞台で体現できる俳優のアンサンブルを40人程度持てる必要がある。これらの契約演出家・俳優の契約期間も1期3年とし3回更新の9年契約を最長とすべきである。
また演劇部門でいえば、芸術監督・演出家、俳優のアンサンブル、舞台スタッフはこの拠点文化施設のレパートリーを生み出す優れたメカニズムを確実にかつなるべく早く作らなければならない。たとえば拠点文化施設の先進地である欧州でその劇場のレパートリーを持っていない劇場は拠点文化施設として認められていないからである。毎年20程度演劇作品を上演できなければならない。その上演された作品の多くが10年単位で再演される質の高いものでなければならない。さらにそのなから優れた作品が50年単位で上演されるドイツ・ロシア型のレパートリー・システムを将来目指すべきである。ここで確立される演劇作品のレパートリーが福岡市とそれをとりまく地域のアイデンティティとなっていかなくてはならない。ロシアのレパートリーシステムの重要な確立者・俳優教育者として世界の演劇史で最も有名なスタニスラフスキーは新劇場は10年程度でレパートリー・システムを確立しなければならないと言っていたと思う。
欧州の拠点文化施設の例をまた再度上げておく。
ドイツ:
1)シュツットガルト州立劇場(オペラ、演劇、バレエの3部門)3部門全てで世界水準の評価を確立し、Intendantを置いている。ちなみにオペラ部門の芸術監督はJossi Wieler(ヨッシ・ヴィーラー)氏である。ヴィーラー氏はベルリン演劇会議というドイツ語圏の演劇フェスティバルで最高のものに演劇演出作品が何度も招待されており、オペラ演出家、としてもドイツ語圏最高の評価を得ている人材である。さらに彼は日本(シアターX、東京)で鶴屋南北作『四谷怪談』を演出し、ベルリン演劇会議のヨーロッパ部門に招待されるという快挙を成し遂げている。まず、シュツットガルトでヴィーラー氏に意見を聞くのも良い方法である。
http://www.oper-stuttgart.de/
2)ハンブルグ・バレエ団http://www.hamburgballett.de/
重要なことなので再度申し上げる。この意見が着信したかどうか着信確認の返信をしてください。よろしくお願いします。
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コメント
福岡市の財政・都市規模的な実力から、飛躍しているかも・・・
今の構想案が、かき集められるお金の大枠をしめしているだろうから、基本的にはどこを削ってどこを増やす。とかの話じゃないですかね・・・
まぁ、視野が狭いといわれればそうですが、現実的という要素もありますし・・・
今の構想案が、かき集められるお金の大枠をしめしているだろうから、基本的にはどこを削ってどこを増やす。とかの話じゃないですかね・・・
まぁ、視野が狭いといわれればそうですが、現実的という要素もありますし・・・
2012/01/30(月) 23:10:06 | URL | たかさき #JalddpaA [ 編集 ]
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