fc2ブログ
ロシア、サンクトぺテルブルグで演劇の演出を学んでいます。ロシアの演劇学校の授業内容。さらに、ロシアを中心としたヨーロッパ演劇の現状についてお伝えします。
パリでの生活
2015年10月にパリに来て、早、4か月がたった。

既に初めのアパートは故障があまりにも多く、住める状態ではなかったので引っ越した。
アパートを探すのにかなり苦労して、新しいアパートを見つけ、2か月がたった。
今度のアパートでも故障等、問題が多いが、値段が高くないので、
我慢しようと思っている。 なにしろパリでは物価が東京の1・5倍なのである。

やはりパリなどヨーロッパ最大規模の大都市で暮らすのは多くの問題が起こるので大変である。
時々、異邦人としてのホームシックに罹り、日本に帰りたくなるときすらある。

パリに8か月留学して、舞台演出の研修を受けようと思ったのは、
現代フランス演劇のコルテスの『黒んぼと犬たちの闘争』をリーディングも含めて2回、日本で上演して
、いつも現場のスタッフと俳優の中で、フランス語がある程度のレベルでも理解できるのが
私のみだったからである。
現場でフランス語ができるのが私のみだと、私がフランス語に関する質問にすべて答えねばならず、
かなり大変だった。

フランスは17世紀以来の現代演劇大国なので、今後もフランス演劇を上演する機会があると考えると
自分でフランス語やフランス演劇をもう少し学んでおく必要があると感じた。

パリに来て、思うのは、世界的に知的で芸術的水準が高い舞台を、最高でも5千円程度で観ることができるのが良い点である。
観切れがある席は700円程度で観ることができる。
失業者、障害者、28歳以下の人は公共劇場の公演は1500円で観ることができる。
まだフランスでも演劇は60歳以上の知的な観客が多いので、多くの観客に観劇機会を与えるために
このような割引の機会を作っているのは素晴らしい。

私は日本では福岡に住んでいるが、福岡でも演劇の演劇大学など研究機関ができて、
海外に留学せずとも現代演劇を学べる環境ができると良いと考える。
しかし、私たちの世代が演劇を学ぶ環境を地域で創ることができる第1世代だという実感もあるので、
地域での社会的制度としての演劇大学設置にはしばらく時間がかかるだろう。
スポンサーサイト